ゆっくし一歩

読んでくださる全ての方に!これからの人生に役に立つ情報が!あったり!なかったり!

お金のクイズ!良問5つを厳選!!平林亮子著「年収500万円で20年働く人 年収1000万円で10年働く人 損しないのはどっち?」

Money

 どうもです。お金に関する本のご紹介です。こちら。

 著者の平林亮子さんについて、Amazonの紹介分から引用します。

公認会計士。1975年千葉県生まれ。 お茶の水女子大学在学中に公認会計士2次試験に合格。卒業後、太田昭和監査法人(現新日本監査法人)に入所し、国内企業の監査に多数携わる。 公認会計士3次試験合格後、独立。現在は、経営コンサルタントとして活躍しながら、大学やセミナー、企業研修等での講師も務める。また、テレビ番組のコメンテーター、ラジオパーソナリティーとしても活躍。

 

本書では各タイトルが「AとB、~なのはどっち?」といったクイズ形式になっていて、どの問題も身近なお金のことについてのクイズになっています。

 

問題を考えながら、案外知っているようで知らなかったお金のことについて学んでいけるというありがた~い本。

 

今回は、本書の中から私がいくつか私が「面白いっ!」とひざをたたいた(気がする)問題をご紹介したいと思います。皆さんは何問分かりましたか?

 

 

10%値引き と 10%ポイント還元。消費者にとってお得なのはどっち?

私「えっ、一緒やん?」と思ったのですが、どうやらそうではないようです。

 

答えは10%値引き。

それでは、 10%値引きと 10%ポイント還元は、消費者にとってどちらがお得なのでしょうか。  答えは 10%値引き!   10%値引きの場合、100円の商品を 90 円で購入できます。  一方、 10%ポイント還元の場合には、100円の商品を購入すると、 10 円分のポイントがつくことになります。つまり、110円分の商品を100円で購入できるということです。  言うまでもなく、 10%値引きの場合には、  値引き額 10 円 ÷ 100円= 10%  となり 10%の値引きとなります。  一方、 10%ポイント還元の場合には、  値引き額 10 円 ÷ 110円=約9%  となり約9%の値引き ということになります。 計算上は、 10%値引きの方が消費者にとってお得 なのです。

 

1000円のクオカード 10 枚 と 1万円のクオカード1枚。お得なのはどっち?

答えは1万円のクオカード1枚。

 

クオカードは5千円か1万円のものを買いましょう!そうすれば、プレミアム分が付いてその分お得になりますよ~という話。偉そうに行ってますが、私恥ずかしながらこの本読むまで知りませんでした。

コンビニエンスストアで販売されているクオカードは、5000円のカードに 70 円分、1万円のカードに180円分のプレミアムがつきます。逆に1000円以下のカードの場合、カードの額面より少し高い金額で売られています。  

1000円のカードは、特殊な絵柄のものでなければ、1040円です。カードそのものの原価などがかかるため、ということでしょう。  

そのため、1000円のクオカードを 10 枚購入すると1万400円になる計算です。もちろん、買い物できる額は1万円です。  

それに対して、1万円のカードは、1万円で売られていて、買い物できる額は1万180円になります。   1万円のクオカードを購入すると1・8%の上乗せがある というわけです。

 

当座預金に預けている3000万円 と 普通預金に預けている3000万円。銀行が倒産したとき、全額保護されるのはどっち?

銀行に合づけている場合、最大1000万円というのが常識だと思っていましたが、どうやら裏技があるようです。答えは当座預金!

1金融機関につき、1名、元本1000万円(と利息等)まで保護されるのが基本 です。1つの金融機関に同じ預金者が複数の定期預金等を持っている場合には、それらの残高を合計(合計することを「名寄せ」といいます)して、トータルで1000万円まで、ということになります。  ただし、 当座預金のように利息のつかない決済用預金に分類される口座は全額保護 されます。

 

本当にお金に困ったとき。 銀行 と 社会福祉協議会、相談に行くべきなのはどっち?

答えは社会不識議会。知らなかったのですが、社会福祉協議会という民間組織があるそうです。私の住んでいる兵庫県の社会福祉協議会はこんなところ

社会福祉協議会に行けば、無利息でお金を借りられる可能性があります。  社会福祉協議会とは、「社会福祉法に基づきすべての都道府県・市町村に設置され、地域住民や社会福祉関係者の参加により、地域の福祉推進の中核としての役割を担い、さまざまな活動を行っている非営利の民間組織です」(全国社会福祉協議会ウェブサイト)

 

自宅を購入する時期。お勧めなのは、 インフレ時、 デフレ時、どっち?

答えはインフレ時!

あえてどちらがお勧めか、といえば、不動産の購入はインフレ時に。これが一般的な考え方です。  そんなに難しい話ではありません。   インフレとは、インフレーションの略で、物価が継続的に上昇していること。インフレ時に家を買えば、家の価格は上昇していくということ です。高く売れるかもしれないということですから、得ですよね。

 

読後の感想

今回、5つだけ問題を選出しましたが、本書では全部で40問の問題が出題されています。

 

どれも私達の生活に身近な問題で、各問題ごとにわかりやすい説明がついているので、明日から生活に活かせる知識が得られます。

 

特に、「最初の10%値引きと10%ポイント還元はどちらがオトクなのか」という問題ですが、どちらも一緒でしょ!と思っていた私には衝撃的でした。

 

よくKindleセールで、「50%OFF」だったり、「50%ポイント還元」といったセールが頻繁にされていますが、「何が違うのか?」が本書を読んでスッキリと理解できました。

 

また、今回割愛しましたが、本書のタイトルにもなっている「年収500万円で20年働く人 年収1000万円で10年働く人 損しないのはどっち?」の答えは実は年収500万円で20年働く人です。

 

なぜ年収500万円で20年働く人の方が損しないのか?は本書に詳しく書かれています。

 

身近なお金について、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

ではでは。